もしバイクのガソリンがなくなってしまったら?実はまだ走れるんです|燃料コックの使い方
バイクにはガソリンメーターがありません.
つい走りすぎてガス欠を起こしてしまう,なんてことはあるんじゃないでしょうか?
初めて乗ったバイクでは燃費が分からずどこまで走ったらガソリが無くなるのか分かりません.その為気がついたらガソリンがもう空っ穴….
でも,焦らないで下さい.
そして近くのガソリンスタンドまでバイクを押していこう,なんて考えないで下さい.
田舎街だったら体のほうが先に死んでしまいます.
実はバイクには予備タンクがある!?
リザーブタンクというものがバイクにはあります.
簡単に言うと予備タンクみたいなものです.
「みたいなもの」と言ったのは,あくまで同じタンクからガソリンを供給しているからです.
バイクのどこかに「燃料コック」や「Fuel cock(フューエルコック)」と呼ばれる回すスイッチみたいなものがあります.
これには「ON」「OFF」「RES」の3種類記載があり,通常は「ON」の所になっています.
「OFF」は言うまでもなくガソリンの供給を止めた状態です.
そして「RES」というのが予備のガソリンです.
正確に言うと,「ガソリンタンクから供給する場所が低い方を使う」,ということです.
タンクには2つ供給口が下の方についており,この供給口はそれぞれ供給する高さが異なります.
ガソリンは上から入れて下へ流して行くのでガソリンが減っていくと,高い供給口の方が早く供給が止まりますね.
それが「ON」の時に起こるガス欠です.
そして低い方の供給口を空ける.
これが「RES」にした時です.
というわけで,何が言いたいかと言うと,バイクはガス欠が起こってもガソリンは僅かに残っています.
なので焦らず「RES」にコックを変え,近くのガソリンスタンドへ急行しましょう.
更に注意点として,ガソリンを入れたらコックを「ON」に戻さないと次のガス欠で本当にガソリンが空っ穴,なんてこともありますよ…!!!気をつけて下さい…!