暖機は必要なのか|暖気の仕方
バイクの走りだしには暖機が必要です。
どのバイクも設計上、暖かくなると本領発揮できるようになっています。
暖機とは
バイクのエンジンを暖めることを言います。
駐輪場でブロロロロロとエンジンを空焚きしてる人やチョークを開けて暖機をしてる人など、注意して観察すると多くのライダーが走行前に暖機を行っています。
暖機は何故必要なのか?
キャブレターは暖機せずに走ると信号待ちなどでエンジンが失火しエンスト、なんてことがあります。
インジェクター車であれば暖機をせずとも走行は可能です。
(何せ、機械制御だからね!えへん!)
しかし、だからといって暖機をしなくてもよいか、と言われるとそうでもありません。
バイクは暖機した時の温度(80℃くらいと聞きます)に合わせて設計されています。
また、走行後時間が経つとエンジンオイルは下へと流れてしまいます。
エンジンが始動すると一緒にエンジンオイルが循環を始めるのですがそれまではオイルが薄くなっており、そのまま走行するとエンジンを痛め、結果として寿命を縮めてしまうことがあります。
といった理由から暖機は必要です。
※最近は「インジェクターだと暖機は要らない!」と言っている人もいるのであくまで私の意見です.統計的なデータとかをきっとどっかの会社が取っていていつか暖機がいるかどうか発表してくれると信じてます(他力本願)
暖機の仕方
暖機のやり方は人それぞれです。
このやり方は逆にエンジンを痛めるから駄目だ!と言う方からこれが一番!と言う人までひとつのやり方に対しても意見が様々です。
そこで今回は私が行っている方法を紹介しようと思います。
- エンジンを点火する.そのままでは点火しない場合にはチョークを引く.
- チョークを引いた状態で数秒~20秒程様子を見てチョークを戻しても大丈夫なようならゆっくり戻す
- チョークを戻したと同時に軽くアクセルを1回2回程空焚きしてエンジンの様子を見る(ちゃんと回転数が上がるかみたいな.回転数はそこまで上げない程度に軽く)
- アクセルを開けなくてもアイドリング出来ているようだったらそのまま走行暖機(低負荷で運転を行う事.回転数を上げない様な慣らし運動)をする.
ここまでの説明を聞いて「ちんぷんかんぷんだ~」という人がいらっしゃると思うので簡単に言い直すと,
人間が運動する時に準備運動するじゃないですか!バイクにも準備運動が必要なんですよっ!
ということです.
学校の体育で準備運動で軽く体を温める準備をして軽く1周走って温めるみたいな事しませんでしたか?それと同じです.
バイクにだって準備運動させてあげて下さい.