MTの仕組みが分からなくたってMTの運転ができる解説【初級編】
AT限定普通車からMT普通二輪の免許を取った時にMTの運転の仕方が分からず(5人の合同教習だったんですが他4人が限定なしの普通車免許だったのでMT運転の説明を省かれちゃった),他の人のを見様見真似で運転しました.
そんな私がMTの仕組みを知らないまま感覚で身に着けたMT運転のコツを教えます!
例えで話します!でも,ところどころ例えだと説明できないところがあるので,そこはちゃんと注意事項として書き足していこうと思います.
あくまでニュアンスとかイメージとかの話なので,理屈や理論や構造みたいな細かい難しーい話は全部抜きです.
いわゆる「猿でも犬でも猫でも分かる!(絶対わからない!)」みたいな感じです.
でも,あの手のタイトルの技術本って大抵マニアックに書かれてる章やら節やらがあって絶対理解出来ないんですよね.(あくまで主観です)
発進は自転車に例える
まずは自転車を思い浮かべます.
自転車ってあれが付いてるやつですよ.
「ギアチェンジ」
Nはペダルに足を置いてない状態
自転車とバイクを比較するととても分かりやすいです.
N(ニュートラル)は自転車でいうところのペダルに足を置いてない状態です.
1~5速はペダルに足を置いて体重を軽くかけてる状態
1~5速はペダルに足を置いて軽く力をかけている状態です.
1速だと軽く力をかけてるだけでもペダルは回りますよね.
それに対して4や5速だと力いっぱい漕がないと進みませんよね.
この時,かるく力をかけた状態で進まず足をついてしまう.これがエンストになります.
(イメージです.さぁ,イメージするのです)
ギアを変えるときは部品を組み替えるイメージ
ガチャコンって音でギアチェンジってかっこいいですよね.
(最近某ガンダム系アニメみてガチャガチャ足でギア?をいじってるのかっこいいなと思いました)
では,説明です.
エンジンの中には5つの歯車があってそれぞれエンジンから繋がってる歯車とタイヤに繋がってる歯車があります.
なーんて,こんなこと文章や口頭で説明されても分からないと思うので,エンジンの中には力の強さの違う小人がいて,歯車を回してくれてると思ってください.
力を小人に置き換えると何もかも理解がしやすい気がするのは私だけなのだろうか…?
この小人さんたちは,遅い動きの時に対応できて強い力を発揮してくれる人から,早い動きに対応できてそこそこな力を発揮してくれる人がそれぞれいます.
ギアをつないだ状態.それは,小人さんにタイヤを回す歯車を渡した状態です.
そこからギアを変えるためには小人さんからギアを取り返さないといけないですね.
では,クラッチを離しましょう.
小人さんからギアを取り返します.
小人さんは優しい(怠け者な)ので作業の途中でも直ぐにホイホイ投げ出して返してくれます.(クラッチを離すのは一瞬でやる)
そうしたら次のギアの小人さんにギアを渡しましょう.(ギアを変える)
小人さんは投げられると怒ってボンボンとギアを回し始めますが,優しく手渡すと快く滑らかにギアを回し始めてくれます.(クラッチはこの手渡しだと思ってください.優しく丁寧につないでくださいね)
そして問題はこの小人さんはとてもとてもとてーも怠け者です.
お菓子(燃料)を上げないと(アクセルを開けないと)手抜き作業をします.
ギアを止めるほうに働くのです(これがエンブレ).
バイクでは速度を落とすときには小人さんの怠け癖を使います.
(とかいいつつ,エンブレが思ったよりも強すぎて速度が足りないときはクラッチ切って速度が落ちないようにすることも…)
こんなイメージでどうでしょう?
(これで伝わってたら嬉しいな)
実際のところ,この記事の内容はあくまで運転前の知識程度だと思ってください.
予習の予習くらいです.
乗ってからMTの運転を覚えた私の感想を言うと,「こんな文章でイメージつかんでるよりも乗っちゃったほうが早い」です.
というわけで,習うより慣れろなので,皆さん頑張って乗って練習してください.